ITM代々木の名称をチェンマイ本校から授けてもらったのは、タイヨガボディワーク代々木。ITM系日本国内スクールは、数多いが、ここは、桑原りえ氏が主宰しているスクールだ。
桑原りえ氏は、2008年より活動する自称「プロフェッショナルな施術家集団」のメンバーで、団体名はホリスティックヘルスケア研究所。タイマッサージだけにとらわれず、2013年現在都内4店舗の整体サロンを運営している。その中でも桑原りえ氏のプライベートサロン[Rietreat]は、同じ代々木にある。
ITM本校がタイの文部省と厚生省から認可を受けているので、ここのスクールで講座を受講すれば、本校と同じ修了証がゲットできるしくみだ。このタイプは、タイ本国のスクールと提携することで、修了証を発行できるというのをウリにしているが、今やどこのスクールでもやっていること。
ITMのレベルⅠとレベルⅡのみを指導しているが、レベルⅡが中級編と言おうがなんだろうが、これら両方を学んで初めて初級段階を一応学べるようなものだ。日本国内の他のITMのれん分け系スクールと比較しても、レベルの低さがわかる。
サロンの内容を見ても、「エサレンボディーワーク」なるオイルマッサージや「ロッキンフローボディワーク」、「セラピューティックフェイシャル」など、大層な名前を付けているが、タイ古式マッサージはその中のひとつである。いずれにせよ、タイ古式マッサージを安易に考えているのが見え見えで、その分、激安価格にしているのは、素人だましの手法にも思える。日本国内のITM系列のスクールでは、安易なタイ古式マッサージレッスンで価格破壊を導く姿勢が批判されているという。講座名を「タイヨガボディワーク」という名前に変えたから、それでいいというものじゃない。
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