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タイ古式マッサージとタイ伝統療法
 
 

タイ古式マッサージとして、広く知られている施術法は、1時間半~2時間程度で一般向けにまとめられたパッケージのようなものに過ぎない。本来、タイ古式マッサージは、タイ伝統医学の中のひとつの施術法であって、タイ伝統医学の中には、「ハーブボールを使った施術法」や「雷の落ちた木から作られた木槌でたたく施術法」、「睾丸マッサージとして知られるジャップカサイ」など、一般的に知られているタイ古式マッサージ以外にも多くの施術法が存在する。

 

『タイ古式マッサージ』を広い意味で解釈するなら、タイ伝統医学に基づいた多くの施術法全てを指すのだが、狭い意味で解釈するなら、120分程度でまとめられた足に重点を置いた全身の施術法ということになる。歴史的に見ても、それがわかる。タイ伝統医学は、もともと伝承医学で、タイの仏教寺院で弟子から弟子へと伝承的に伝わった多くの施術法で、タイ国内に数えきれないほどあるワット(寺)の数ほど、その施術法は存在していた。タイ王国の歴史の中で、国がタイ伝統医学を保護してきたが、歴史的に周辺諸国との争いで書類や文献は残っていない。また、西洋医学の流入と共にそうした東洋医学は一度限りなく衰退した。

 
90年代に入ってから、広く一般に普及させるために、スクールという形式でタイ古式マッサージの手順を広めたのはバンコクにあるワットポータイマッサージスクールである。それは単純で、平易で、誰もが覚え易く、安全な施術法としてパッケージ化したものだった。他にもスクールが乱立するようになり、タイ古式マッサージを外国人に教えるようになって現在に至っている。現在、タイの寺院で僧侶が一般人向けにマッサージを行っているところはない。タイ寺院におけるタイ伝統医学の継承はすでに途絶えてしまったのである。このように、歴史的に見てもタイ伝統医学とタイ古式マッサージは別のものであって、タイ伝統医学の遺産としてタイ古式マッサージというパッケージが多くのスクールで指導されているのだ。
 

しかし、タイ伝統医学の継承は、プロジェクトとして引き継がれている場合もある。臨床的な研究で、タイ伝統療法がどれだけ効果を発揮するかを現在調査研究している機関もあるようだ。

 
 
 
 
 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


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