リラクゼーション業界の成長と共に、客もまた成長した。つまり、上手い・下手がすぐにわかってしまう。要するに、手順だけを追うようなマッサージではもはやプロとして通用しない。
プロは、客の身体状況を改善させる。問題を緩和させる。客を感動させる。それができなければ、客は二度と来ない。だから食えない。開業していれば失業することになる。だけど、タイ古式マッサージを恨まないでほしい。だって、本来手順を追うのがタイ古式マッサージではないのだから。安易なスクールで、もし手順だけを教えられたのなら、そのスクールを恨むか、選択を誤った自分自身を恨むしかない。