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ディプロマ発行ビジネス花盛り |
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今やディプロマ(修了証)発行ビジネスと化したタイマッサージスクール市場。まるでねずみ講のように、広がっている。日本人は往々にして資格や肩書に弱いので、紙切れを欲しがる。それをタイ人は良く知っている。タイのスクールとしては、生徒に教えて儲けるのも、ディプロマ発行手数料で儲けるのも、大した金額の差がない。こうして、タイ古式マッサージという素晴らしい施術法を教えるはずのスクールは、ディプロマ発行ビジネスへと変化していった。 |
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タイ政府も日本には国家資格が存在し、タイ古式マッサージは日本の法制度において「マッサージ業」として認められないことを知っている。業として認められないのなら、タイの文化として他国に認めてもらおうというのが本音だ。文化、それはつまりカルチャーだ。カルチャーレッスン、つまり、お稽古なのだ。 |
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だから、タイ政府認定の修了証は、タイ文化の象徴なのであって、決して本来のタイ古式マッサージという治療を教えているわけではない。そこを勘違いして、「タイの資格を持っているからプロだ」と考えてしまう日本人が多い。
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その代り、業界では、いくつもの団体が、それぞれの技術認定制度を設けて、審査をするようになった。業界関係者はみな知っているのである。タイ政府発行の修了証が事実上意味をなさないことを。だから、まじめにタイ古式マッサージを追求しようと考える業界関係者が独自の技術認定を行うようになった。 |
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