■タイ古式スクールガイド>タイで学ぶか?日本で学ぶか?    
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タイで学ぶか、日本で学ぶか?
手順を覚えるのが大切なこと?
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1週間短期習得で開業できるか?
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 タイで学ぶか?日本で学ぶか?
 
 
タイ古式マッサージを学ぶのに、どこで学ぶのがいいのだろう?タイのスクールで学ぶべきか?それとも日本のスクールで学ぶべきか?このあたりは実に意見が分かれるところだ。
 
タイのマッサージなのだから、もちろんその発祥の国で学んだほうが箔がつく。だから、タイのスクールで学ぶことは実にバリューが高い。タイ語で書かれた修了証を見せつければ、まわりの人は「すごいですねえ~。」と言ってくれる。だから鼻が高い。ただし、それは趣味としてタイ古式マッサージをとらえている人や、ただ自慢をしたいだけの人、カルチャーを学ぶこと自体を目的とした資格オタクの場合の話かも知れない。
 
日本でタイ古式マッサージを事業として営んでいる社長さんたちの話を聞くと、多くの場合こんな答えが返ってくる。「タイのスクールに行く人はとても多いですが、それだけでは結局使い物にならないので、うちで研修するんですよ。」
 
吾輩は思う。それなら初めからタイに行く必要はないのではないか・・・?ひょっとしてそれは言葉の問題なのだろうか?ホームページを見る限り、タイのスクールでも、「日本語で教えてくれる」という場合も多いが、たどたどしい日本語で意味をなさない場合が99%である。日本人の場合、中学1年生レベルの英語を話すことができたとしても、だいたい「I can't speak English.」と言う。でもタイの場合、いくつか単語を知っているだけで「私日本語話します。」と言う。
 
タイでディプロマ(修了証)を手に入れるのは確かに魅力的だ。でもタイのディプロマにもいろいろある。スクール単体で発行しているもの。タイ文部省認定スクールのディプロマやタイ厚生省発行のディプロマなどなど。いずれも日本では通用しないものであることには変わりがない。なぜなら、日本ではタイ古式マッサージは正しいマッサージとして法的に認められていないからだ。それに、スクール経由で金を払えばどんな修了証も手に入るというのがタイのお国事情でもある。
 
実際に最近は、タイ人がこんなことを言っているのをよく耳にする。「○○スクールは外国人相手のオプショナルツアーに成り下がっている。」 「あそこで勉強しても仕事にはできない。」などなど。そこでそれは何故か?と尋ねてみると、「順番だけしか教えない」とか、「5日間とか1週間とかでできるわけがない」とか、「あそこは金儲け主義だから」とか答えが帰ってくる。確かに整体やマッサージのプロがタイに渡って学ぶのはわかる。基本を知っているわけだから、あとはテクニックを見て真似すればだいたいできてしまうだろう。問題は、将来的にはプロを目指そうという未経験者の場合だ。
 
事実、タイ古式のセラピストを志す多くの人たちがタイのスクールに渡った。帰国後、面接に行くと、技術チェックなるものを受けることになる。そうした場合、改めて有料研修を受けさせられるケースが多い。また、いい加減なサロンの場合、技術チェックもなく、「タイ古式マッサージを学んだ」というだけで採用される。採用と言っても、この業界の大多数は歩合給である。でも結局はお客を満足させるだけの技術が身についていなければ、収入にはならず、数か月で辞めることになる。だから、タイで学んだという人たちが、タイ古式マッサージを仕事にしているケースはごくごく稀な話だ。現在プロとして活動しているタイスクール派の人たちは、時折仕事を休んでちょくちょくタイのスクールを渡り歩いている人たちだ。だからいろんなスクールのことをよく知っている。
 
それでは、日本国内のスクールはどうかと言えば・・・・・・・さらにたちが悪い。多くの場合、個人サロンをやっているが、その空き時間を利用して店の一角で「タイマッサージスクール」という看板を挙げてしまう。先生と言っても、「最近タイに渡って初めてタイ古式マッサージなるものを学んできた」というケースも珍しくない。そういったスクールは、ただ順番だけを伝えるだけのいい加減なスクールが多いのも事実だ。タイ古式マッサージは、形がないから、素人には見分けがつかない。そこを逆手にとって、自分の商売として利用しようという連中は、ちょっと許せない。そんなスクールは言うだろう。「うちはサロンもやっているんだから技術はすごくいいですよ。」本当に技術がピカイチなら、スクールをやっている暇はないはずなのに。
 
結局のところ、「タイで学ぶか?日本で学ぶか?」という考え方自体がNGのかもしれない。数あるスクールを「十羽ひとからげ」にして、タイがいいか、日本がいいかという問いかけ自体に意味がなかったのだ。それなら国対抗合戦じゃなくて、スクールひとつひとつを見ていくしかない。先生の質をなんとかして見極めるしかないのだと、吾輩は思った。
 
難しいこと抜きにして、吾輩が個人的な感想を述べるとすれば、タイはとにかく楽しい。料理はうまいし、ねーちゃんはキレイだし。マッサージ受けるのも日本では考えられないくらい安い。日本円にして2時間でだいたい1500円~2000円くらいだ。毎日受けてれば身体も確実に軽くなる。旅行に行っても昼間はだいたい暇なものだから、ディプロマもらえるスクールにカルチャー感覚で通うのは悪くない。タイは暑くてイヤだという人がいるかもしれないけど、最近の日本の夏はタイより暑いんだから心配はいらない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


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