レッスン前にITMヨガという、ヨガとルーシーダットンを行うのが特徴。生徒は「オナモー、シヴァコー～・・・」ていったマントラを覚えなくちゃならない。次は君！次は君！といった具合で指差されて、謳わされる。絶対に覚えないと恥かく。同じチェンマイスタイルでも、チョンコル校長のデモンストレーションはとても美しい。優雅でキレイなこと請け合い。
チョンコル校長はオールドメディシンン出身で、独立してスクールを開校したひとり。1992年からスタートして、英語が話せるので欧米人に人気があった。特に日本人向けというわけではないが、数年前まで日本人にも人気がある学校だった。チョンコル校長のビジネス戦略だったのか、一時期、ティーチャーコースを受けた生徒にITM○○という屋号を卒業生に無料で授けていたため、ITM東京、ITM渋谷、ITM長野、ITM名古屋等々ITMの看板を掲げるスクールが日本国内に乱立した。チョンコル校長自身は、東京駅も東京都も違いがよくわかっていなかったために、「ITM東京」の名前欲しさに生徒同士の喧嘩もあったと聞いた。でもこれが元で、日本にＩＴＭ○○が増えすぎちゃって、チェンマイまで来る日本人が減ってしまったため、少し考えを変えたようだ。だから現在はITMの名を取得する基準が上がっているようだが、卒業生の連帯感が強く、日本でのITM卒業生の交流も活発だ。
WEBサイトもいつのまにか日本語でリニューアルされた。現在は日本語＆少人数でレッスンも受けられるようだ。ＩＴＭは、チェンマイの他のスクールと比較する限り、筋肉なども細か勉強するので、日本の学校に近い。日本語クラスと英語クラスに別れていて、フロアも異なる。清潔で雰囲気も良いいが、日本語コースは料金が高い。タイテーブルマッサージとかタイチェアマッサージとか、新しいコースも加わったが、明らかにカルチャー向け邪道のように感じるので、ちょっと残念な気がする。でも相変わらずここは欧米人に人気だから、英語が話せる人はとっても楽しいかも？
レベル１が基礎、レベル２が中級といった具合に分かれているが、基礎編の内容は仰向けのレッスンと決まっている。そして中級編の内容は、横向き、うつ伏せ、座った姿勢といった具合になっている。ちょっと不思議・・・。どっちも基礎なんじゃないのかな？それでもって最高段階がレベル５のティーチャーコース（講師養成コース）。これを10日間で学べば、レベル1の仰向け姿勢の部分を教えることができるようになる。92000円で先生になれちゃうっていうのだからある意味すごい。でも、うつ伏せや横むき、座った姿勢も教えられないのだから、よくわからないけどね。それでも、先生のアシスタントを務めながら技術を磨くことが可能。というよりも、内容は、自分が他の生徒に教えさせられるだけで、その間チョンコル校長は老眼かけて新聞読んでるかもしれないけど、まあ・・・・いいか。吾輩も92000円出して、ＩＴＭ○○始めようかなあ？
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